先日放送された「あさイチ」は、「足の指＆爪トラブル解消SP」というテーマでした。

番組で紹介されていた内容は

・巻き爪の対処法と最新治療
・美しい爪を育てる方法
・爪水虫とその予防
・足のセルフケアの注意点
・正しい爪切り術
・浮き指とその改善

でした。

今回は
・巻き爪の対処法と最新治療
についてお伝えします。

巻き爪の主な原因

番組内では、窮屈な靴を履き続けることが巻き爪の主な原因の一つと言われていました。
番組のアンケートでは、およそ4割の女性が巻き爪に悩んでいるとのことでした。

⇨当院に来院される方は、割合として女性が多いですが男性もいらっしゃいます。

当院でお伝えしている巻き爪の原因と考えられている要因は、以下です。

どれか一つが原因になっているということではなく、いくつかの要因が組み合わさっていることが多いと言われています。

番組で言われていたこと

自宅でのセルフケア

自宅でのセルフケアとして、痛む部分をニッパーで切り取る方法が紹介されました。
ですが、これは痛みを悪化させる可能性があるため推奨されていません。

⇨当院でも深爪をしないようにお伝えしています。
　深爪をすると、爪の根元から更に巻き込むと言われています。
　その巻き込んだ爪が伸びる際に皮膚に当たって痛みが出ることが多いです。
　但し、炎症が起きてしまった場合の医療的処置としては必要な場合があります。
　当院では正しい爪の切り方をお伝えしています。

巻き爪治療剤

新しい治療法として、2年前に承認された巻き爪治療剤が紹介されました。
この薬は「リネイルゲル10％」というもので、爪を柔らかくする作用があり、爪を矯正するバネを装着した上で塗布することで矯正スピードが格段に早まるとのことです。
治療費は保険適用外（自費診療）で、初回は15,000円から20,000円程度かかる場合が多いですが、病院によって異なるとのことです。

番組では再発しにくくなるとのことでしたが、再発を完全に防ぐわけではないとのことです。
再発までの期間を延ばす効果が期待できるとのことでした。

生活習慣

巻き爪は生活習慣や靴の選び方、歩き方などに影響されるため、治療してもそれらを改善しないと元に戻る性質があると説明していました。
歩き方を含めた生活習慣全体の見直しが勧められていました。
巻き爪のセルフチェック方法として、コインを爪に当てて丸まり具合を確認する方法（500円玉：正常〜軽度、100円玉：中度、1円玉：重度）が紹介されていました。

靴の見直し（狭い靴や合わない靴を避ける）や、指先を詰めるような靴下（ストッキングやスニーカーソックスなど）を避けることも重要とのこと。

また、爪の周りに硬い角質が溜まることで痛みが出ることがあるため、歯ブラシや専用ブラシで爪の周りを洗うことで痛みが和らぐこともあると伝えていました。

 

⇨当院でも巻き爪が進行しにくくなる日常のケアや指の使い方等をお伝えしています。

病院に行く目安

病院に行く目安は、中度以上でさらに痛みを伴う場合と紹介されていました。
軽度で痛みがない場合は、フットケアの専門家やネイリストに相談するのも一つの選択肢とのことでした。
巻き爪の相談は皮膚科で行うのが適切です。
専門の病院が限られるため、事前に問い合わせるか、インターネットで調べるのが良いと伝えていました。

 

いかがだったでしょうか？
こんな風に特集になるほど、巻き爪が知られてきたということだと思っています。

傷や炎症がある状態での処置は医療行為ですので、医療機関でしか認められていません。
最悪の場合、巻いている部分の切除等の外科的処置しかできない場合もあります。
ですので、痛みが出たらひどくなる前に巻き爪を疑って巻き爪矯正専門のサロン等を受診することをお勧めしています。

 

次回は
・美しい爪を育てる方法
をお伝えしますね。

※爪の硬さや変形の度合いにより個人差があります。
※あくまでも個人の感想で、効果を保証するものではありません。