堺市で巻き爪矯正を行っている巻き爪矯正センター 快梛です。

ズキズキ痛む巻き爪。
「とりあえずテープで引っ張っている」「痛いところに綿を詰めている」という方も多いのではないでしょうか？

 

今回は、最新の知見に基づいた「家庭でできる応急処置」の正解と、実は危険なNGケアについて解説します。

1. テーピングは「一時しのぎ」としては有効

テーピングは、皮膚を引っ張ることで痛みが和らぐため、応急処置としてはOKです。
ただし、あくまで一時的なもの。
根本解決にはならず、毎日貼り替えないと不衛生になり、皮膚がかぶれる原因にもなります。

2. これが鉄則！正しい「保湿」ケア

巻き爪の大敵は「乾燥」です。
湯船にゆっくり浸かることで、しっかり皮膚に水分が入ります。
お風呂上がり、水分を軽く拭き取ったら「すぐ」に保湿剤を塗ってください。
爪の表面だけでなく、下の写真のように爪と皮膚の間に塗るのがポイントです。

保湿は「何を塗るか」も大事ですが、それ以上に「いつ、どう塗るか」が効果を分けます。
私が実践している「お風呂上がりの水分を逃さないコツ」や、具体的なケアの手順については、こちらの記事で詳しく解説しています。

▼ 合わせて読みたい：効果が変わる！正しい保湿のタイミング
https://bit.ly/3dqBxhU

⚠️ 注意！使わない方がいい保湿剤

良かれと思って使っている「尿素入りクリーム」や「ワセリンのみ」の使用は、実は巻き爪ケアには不向きです。

なぜ尿素やワセリンがダメなのか？
実は尿素には「爪（タンパク質）を溶かす」作用があり、ワセリンは使い方を誤ると「インナードライ」を招きます。

その「科学的な理由」について、以前の記事で詳しく解説しました。

▼ 合わせて読みたい：なぜダメなの？尿素とワセリンの真実
https://bit.ly/3bJH41X

3. 意外な盲点「ブラシ洗浄」

爪と皮膚の間に溜まった角質や汚れが痛みの原因になっていることがあります。
余分な角質が取れるだけで、痛みが解消されるケースが多くあります。
歯ブラシや専用のブラシを泡立て、爪の溝や隙間を優しく洗ってください。

100均でも爪ブラシを売っていますので、探してみてください。

 ⚠️ 絶対にやってはいけないNG処置

❌️ コットンパッキング

コットンの圧迫で肉が陥没したり、爪が剥離するリスクがあります。
どうしてもやる場合は数日限定にしましょう。

❌️ 深爪（バイアス切り）

一時的に楽になりますが、切った部分の肉が盛り上がり、次に伸びてきた爪がさらに深く食い込むため、巻き爪が悪化します。

❌️ 爪の端を無理に持ち上げる

食い込んでいる爪の端を無理に持ち上げると、爪が割れてしまうことがあります。
爪が割れてしまうと深爪と同じになってしまい、巻き爪が悪化することがあります。

 

化膿している場合は保湿はNGです。すぐに皮膚科へ。
痛みが繰り返す、自分ではどうにもならない場合は、当院へご相談ください。

ご予約・ご相談は公式LINE（https://lin.ee/v0yE2JQ）より、お気軽にお問い合わせください。

※爪の硬さや変形の度合いにより個人差があります。
※あくまでも個人の感想で、効果を保証するものではありません。